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2008年9月 6日 (土)

存在の消失と焦燥感。

無性に人恋しくなる事がある。
独りでいると気が狂いそうになる。
砂でできた彫像のように、自分という存在がサラサラと崩れて無に還ってしまいそうな気がするのだ。

誰かに会いたい。
会って話がしたい。
できる事なら抱き締めて欲しい。
抱きしめて、それから抱いて欲しい。
目茶苦茶に私を壊して欲しい。
自我を失う時、私は私が存在している事を感じられる。
失われゆく『私』を感じる時、私は『私』の存在を確かめられる。

贅沢は言わない。
生きた人間と会話するだけだっていい。
メールだっていい。
会話の相手がいれば、少なくとも『会話している私』を自覚できる。
私が今、ここに存在していると感じられるんだ。
誰でもいい、私を感じさせてくれ。
今、私がここに在ると感じさせてくれ。
気が狂いそうだ。
私が『無』になってしまいそうなんだ。

繋ぎ止めて。
誰でもいい、私を『ここ』に繋ぎ止めて。

そんな言葉も言えない。
負担にはなりたくない。

ああ、だから私は自分の腕を切るんだ。
生きている証がそこにはある。
私には赤い血が流れている。
この体は生きている。
私の意思に関わらず、体は生きてここに在るのだ。

血が流れるのを見てホッとする。
私はまだここに在る。
望むと望まないに関わらず、私は、今、ここに在る。

生きている。
生きているんだ。

「大丈夫。」
誰に言うでもなく勝手に言葉が唇から零れ落ちる。
大丈夫、私はまだ、生きている。
生きて今、ここに在る…。

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